「サバービコン 仮面を被った街」を観てきた-ジョージ・クルーニー×コーエン兄弟×マット・デイモンで期待大だったけど…
最近幼馴染と月イチ映画&ランチ会をやるようになりました。
今月は『君の名前で僕を呼んで』と迷いました。
迷った末に、こちらの『サバービコン 仮面を被った街』を観ることに。
1959年、白人だけが暮らすアメリカン・ドリームの街サバービコンに黒人一家が引っ越してくる。時を同じくして、ロッジ家には強盗が入る。ロッジ家の幼い息子ニッキーに降りかかる過酷な出来事の数々。
ジョージ・クルーニー監督に、コーエン兄弟脚本、マット・デイモン主演というのに飛びついてしまった。
それに加えて、閉鎖的な場所、独特のオウンルールみたいなものが大好物な私は、どんなおかしな街なのかしらー?と胸ときめかせて観ました!
が。
とりあえず、私は全然楽しめなかった。良くなかった。
最初から胸糞なシーンの連続で、後半の「あ、これはユーモアなんだろうな。笑うところなんだろうな」という場面でも、全然笑えなかった。
私自身が受け入れることのできる不謹慎、不愉快な描写の範囲が加齢により狭まっているのかもしれない。
それも含めて、わかりづらく、受け入れづらく、笑いづらい作品だった。
肩の力を抜いて、笑うつもりで観るとよかったのかな?
ジュリアン・ムーアも好きな女優さんだけど、マット・デイモンとの夫婦役、最初わからずに母親かな?と思ってしまった。
1950年代に実際に起きた人種差別暴動をモチーフとして、1986年には出来上がっていた脚本をジョージ・クルーニーが人種差別の部分を付け足したそう。
付け足し部分がいらないと感じた。
サバービコンという舞台も何が特別際立っているのかも分かりにくかったし、舞台がサバービコンである必然性もあまり感じられなかった。
かっこいいジャズが流れるんだけど、ちぐはぐで合わなくて、気が散った。
あれは何を意味していたのかな。
ヘビは?
意味ありげに人種差別エピとロッジ家エピを描くけど、全然絡まないしテンポも悪いし、最後でうまく落とし所つけるのかな?と思って耐えたけど、ラストでもポカーンだった。
否定的な意見ばかりが続いてしまった。
良いところもポリアンナばりに探して書いておこう。
1950年代の住宅街や家の中や車や、とにかく映像が可愛い!
髪型とかファッションとか。
あと、息子ニッキー役のノア・ジュープくんがすごく良かったのが救いだった。
オスカー・アイザックのシーンもテンポがすごく良かった。
一緒に観に行った友人は、最初はどうなるんだろうってワクワクしたけど、ラストがちょっと…。という感じでした。
私はむしろ最初の導入がもうちょっとマシだったら後半楽しめたのになあという気持ちでした。
ちょっと期待しすぎてしまい、辛口になってしまいました。
後半はたたみかけるブラックユーモアで映像もテンポも良くて楽しめるとは思います。
次は何を見ようかなー。
とりあえず、めちゃくちゃかっこいいジョージ・クルーニーを貼っておきますね。
この作品はだーいすき!